医師として、患者として。寄り添う美容医療を。
LUX CLINIC
東京都/中央区
溝口 順子
みぞぐち じゅんこ

消化器外科を経て美容医療の道へ進み、患者様一人ひとりに寄り添った医療を提供する溝口先生。「治療をしたこと自体が目立たず、自然に整える」をモットーに、外科で培った技術と美容医療の知見を活かし、下眼瞼形成やたるみ治療を得意としています。
今回は溝口 順子先生に、クリニックや美容医療への想いやこだわりを伺いました。
LUX CLINICのドクター・クリニック概要
ーー美容医療を始めたきっかけや、これまでのキャリアについて教えてください。
2008年に医師免許を取得後、東京慈恵会医科大学附属病院で初期研修を行い、その後、同大学の外科学講座に入局しました。消化器外科を専攻し、大学病院や関連病院で外科医として研鑽を積んできました。
転機となったのは、2018年に潰瘍性大腸炎を発症したことです。劇症化し入退院を繰り返すようになり、それまでと同じ働き方を続けることが難しくなったため、外科の勤務を少しずつ減らすことになりました。
そんな時に声をかけてくれたのが、長年の友人でもあるLUXCLINIC院長の奥村智子先生です。これをきっかけに2019年から湘南美容クリニックで非常勤として美容医療に携わり、その後は本格的に美容医療を学び、小田原院の院長も経験しました。
約6年半にわたり多くの患者様と向き合う中で改めて感じたのが、外科医時代から大切にしてきた「患者様一人ひとりに寄り添う医療」の重要性です。私自身が病気を経験し、医師であると同時に患者として医療を受ける立場になったことも、今の診療姿勢に大きく影響していると思います。
外科医としての経験と美容医療での経験、その両方を生かしながら、より一人ひとりに丁寧に向き合う美容医療を追求したいと考え、2025年10月にLUXCLINICへ入職しました。
ーーどんな想いでLUX CLINICへの入職を決意されたのか、決断に至った経緯を教えてください。
院長の奥村智子先生とは15年近い付き合いがあり、私にとって親友であると同時に、美容医療の大先輩でもあります。
以前から、奥村先生の美容医療に対するこだわりや姿勢を間近で見てきました。ひとつの施術だけで悩みを解決しようとするのではなく、その方が本当に何に悩んでいるのかを考え、外科治療、皮膚科治療、注入治療、デバイス治療など、さまざまな選択肢の中から多角的にアプローチしていく。その考え方にとても共感していました。
そして、奥村先生がつくったLUXCLINICは、まさにその理想を形にしたクリニックだと感じました。
一つのやり方に固執するのではなく、より良い治療や技術を常に取り入れながら、立ち止まることなく進化している。その環境であれば、私自身も医師としてさらに成長しながら、自分が理想とする美容医療を追求できると思ったことが、入職を決めた大きな理由です。
ーークリニックの“医師”を担うことに、どんなやりがいや責任を感じていますか?
一番大切にしているのは、患者様のお悩みに真摯に向き合い、その気持ちに寄り添った医療を提供することです。
ただ、それを実現するためには医師一人の力だけでは十分ではありません。看護師、受付、カウンセラーなど、患者様に関わるスタッフ全員のチームワークが不可欠だと思っています。
そのため、自分自身の診療だけではなく、スタッフがお互いを尊重し、気持ちよく働ける環境づくりも医師の役割の一つだと考えています。
一人ひとりが「もっと良い医療を提供したい」という意識を持つことが、最終的にはクリニック全体の医療の質につながります。チーム全体で患者様に安心していただけるクリニックをつくっていくことに、大きなやりがいと同時に責任を感じています。
LUX CLINICの強み・こだわり
ーークリニックの特徴や他院との違いについて教えてください。
LUXCLINICの強みの一つは、専門性の異なる医師や、知識・技術を持ったスタッフが在籍し、一つのお悩みに対してさまざまな角度からアプローチできることだと思います。
外科手術だけでなく、注入治療、肌治療、各種デバイス治療まで選択肢が豊富なので、「この施術をする」と最初から決めるのではなく、その方のお悩みや状態に合わせて、本当に必要な治療を一緒に考えることができます。
また、中高年の患者様からは、美容のお悩みだけでなく、更年期など女性特有のお悩みを伺うことも少なくありません。当院には産婦人科専門医も在籍しているため、美容だけを切り離して考えるのではなく、女性の身体やライフステージを含めてサポートできる体制があります。
最近では海外から来院される患者様も増えています。美容医療の技術はもちろんですが、せっかく日本を選んで来てくださったからこそ、日本らしい細やかな気配りやおもてなしの気持ちも大切にしています。日本で受けた美容医療が、旅の素敵な思い出の一つになってくれたら嬉しいですね。

ーー美容施術において意識されている点・こだわっている点を施術事例1〜2つを交えて教えてください。
まず大切にしているのは、施術前に患者様と「現在の状態」と「目指すゴール」をしっかり共有することです。同じ「若返りたい」「たるみを改善したい」というご希望でも、気になる部分や理想の仕上がりは一人ひとり違うため、何に悩み、どこまでの変化を求めているのかを丁寧に擦り合わせるようにしています。
私が目指しているのは、大きく印象を変えることではなく、その方が本来持っている魅力を生かしながら「自然に整える」ことです。加齢による変化は、組織の下垂だけでなく、脂肪の萎縮や骨格の変化、あるいは脂肪のボリュームが多いことなど、さまざまな要素が重なって起こります。そのためリフト治療でたるみを改善した結果、脂肪の萎縮や骨格の輪郭が目立つ場合には注入治療でボリュームを補い、反対にボリュームの重さでたるみが強調されている場合には脂肪吸引などで適切に減らすことを考えます。「引き上げる」「足す」「引く」のどれか一つではなく、その方の顔に何が必要かを見極め、適切に組み合わせることが大切だと考えています。
もう一つ得意としているのが下眼瞼形成です。目の下のお悩みは一見同じように見えても、原因や状態は一人ひとり異なります。また目元はわずかな変化でも顔全体の印象が大きく変わる部分ですので、その方らしさを大切にしながら、自然で長く馴染む仕上がりを目指しています。
いずれの治療でも共通しているのは、一部分だけを見るのではなく、顔全体のバランスから考えること。必要なところには手を加え、必要のないところには手を加えない。治療をしたこと自体が目立つのではなく、「なんとなく若々しくなった」「自然にきれいになった」と感じていただける美容医療を大切にしています。
ーー施術のクオリティを上げるために意識されていることや工夫されていることがあれば教えてください。
特に外科手術において、技術と同じくらい重要だと考えているのが「適応の見極め」と「デザイン」です。
どれだけ手術の技術があっても、そもそもその術式が患者様のお悩みや解剖学的な状態に合っていなければ、理想的な結果にはつながりません。
そして、実際に手術をするときには、一部分だけを見て治すのではなく、周囲とのバランスや顔全体の調和を見ることを大切にしています。
ーー現在注力している治療や、今後力を入れたい施術について教えてください。
最近特に力を入れているのは、患者様からご相談の多いたるみ治療と肌治療です。
年齢を重ねた時の印象は、輪郭だけではなく、肌そのものの質感にも大きく左右されると感じています。肌にハリやツヤがあり、健康的に整っていると、それだけでも若々しい印象になります。
そのため、外科的なたるみ治療やデバイス治療だけでなく、肌質そのものを整えていく治療にも力を入れています。
肌育製剤についてもさまざまな選択肢が出てきていますので、新しいものをただ取り入れるのではなく、自分自身でも可能な範囲で実際に試しながら、効果やダウンタイムを確認し、患者様に適切な選択肢を提案できるようにしています。
美容医療を検討している方へ
ーー患者様がクリニック選びでどんな視点を持つと良いと思われますか?
美容医療も、根本的には「医療」であることに変わりはありません。
SNSなどでは、どうしても華やかな症例写真や大きな変化に目が向きやすいと思います。ただ、美容医療はご自身の身体に対して行うものですから、最終的には「自分の身体を安心して任せられるか」「何かあった時にもきちんと向き合ってもらえるか」という視点がとても大切だと思います。
メリットだけではなく、リスクや限界についてもきちんと説明してくれること。そして、必ずしも施術を勧めるのではなく、必要がなければ「今はしなくてもいい」と言ってくれること。
症例写真や価格だけではなく、そうした部分も含めて、心から信頼できる医師やクリニックを選んでいただきたいと思います。

ーー患者様とのやり取り・コミュニケーションにおいて意識されている点はありますか?
まずは、患者様が話しやすい雰囲気をつくることを大切にしています。
美容のお悩みだけではなく、不安に思っていること、これまでの病歴や治療歴などもできる限り丁寧に伺います。美容医療であっても医療である以上、患者様の背景をきちんと理解することは、安全な治療を行ううえでも欠かせません。
また、治療効果やダウンタイムについては、できるだけ具体的に、分かりやすくお伝えするようにしています。私自身が経験したことのある施術であれば、実際に感じた痛みやダウンタイムなども含めてお話しします。
そして、治療そのものが患者様の負担になってしまわないことも大切です。
仕事や家庭の状況、確保できるダウンタイム、通院できる頻度などは人それぞれです。その方のライフスタイルまで考えたうえで、無理なく続けられる治療をご提案するようにしています。
ーー施術を検討している方に向けて、安心して一歩を踏み出すためのメッセージをお願いします。

美容医療は、必ずしも大きく自分を変えるためのものではないと思っています。
朝、鏡を見た時に「今日はちょっといいかも」と思える。ほんの少しの変化でも、それだけで気持ちが明るくなったり、自信を持って一日を過ごせたりすることがあります。
誰にでも、自分では気になってしまう部分やコンプレックスがあると思います。それによって長く悩んでいる方が、その悩みから少しでも解放され、笑顔で過ごせる時間が増えること。それが私にとって一番嬉しいことです。
美容医療を受けるかどうか迷っている段階でも構いません。まずは悩んでいることをお話しいただき、その方にとって何が一番良いのかを一緒に考えるところから始めたいと思っています。
ーー美容医療を「正しく伝える」ことについて、先生ご自身が意識されていることはありますか?
美容医療は新しい治療やデバイス、製剤が次々と登場する分野です。そのため、医師自身が知識を常にアップデートし続けることが必要だと考えています。
勉強会や学会に参加したり、医学論文を読んだりすることはもちろん、他の先生方の考え方や経験にも積極的に耳を傾けています。一つの考え方だけを正解と思わず、さまざまな視点から治療を考えることを大切にしています。
また、患者様に提供する治療については、可能なものはできる限り自分自身でも経験するようにしています。医学的な知識だけでは分からない、実際の痛みやダウンタイム、経過を自分で体験することで、より具体的に患者様へお伝えできるからです。
そして、「正しく伝える」ということは、良い面だけを伝えることではないと思っています。
期待できる効果だけでなく、限界やリスク、ダウンタイム、場合によっては「この治療はあなたには必要ない」ということまで含めて伝える。そのうえで患者様自身が納得して治療を選択できるようにすることが、医師としての誠実な情報発信だと考えています。
ドクタープロフィール
溝口 順子
みぞぐち じゅんこ
経歴
- 北里大学医学部卒業 東京慈恵会医科大学初期研修
- 町田市民病院外科 勤務
- 仙台循環器病センター外科勤務
- 東京慈恵会医科大学付属葛飾医療センター外科勤務
- JCHO桜ヶ丘病院外科勤務
- 湘南美容クリニック入職
- 湘南美容クリニック 小田原院院長就任
- ルクスクリニック入職
資格・所属学会
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 日本外科学会 外科専門医