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結果も空間も、記憶に残る体験を。

etoile clinic

愛知県/名古屋市

院長

吉川 里沙

よしかわ りさ

保険皮膚科での経験と美容医療の現場で培った専門性をもとに、患者様の背景やライフスタイルまで理解した上で治療をカスタマイズするetoile clinic。内装空間へのこだわりや、国内外での学びを生かした先進的なアプローチも注目を集めています。
今回は院長の吉川里沙先生に、クリニックや美容医療への想いやこだわりを伺いました。

etoile clinicのクリニック概要

ーー美容医療を始めたきっかけや、これまでのキャリアについて教えてください。

 幼少期よりネイルやヘアメイクが好きで、中高生の頃にはファッション誌を読み込み、服を作ったり、毎日巻き髪にメイクして登校していたほど、昔から美容が大好きでした。将来美容関係に進みたい気持ちもありましたが、祖母や母が育児をしながら女医として社会貢献する姿を見て育ち、私も同じように人の役に立ちたいと思い、医学部に進学しました。
 同時に、ニキビや肌荒れに悩まされた時期があり、それが皮膚科への関心を深めるきっかけにもなりました。医学的な知識とともに自分自身でも様々な美容法を試す中で、「美しさ」と「医療」を結びつける美容医療に自然と惹かれていきました。
 都内の大学を卒業後、研修を経て大学病院の皮膚科に入局し、しばらくは保険診療に従事していましたが、出産のタイミングで時間に融通の利く美容医療へシフトしました。美容医療の楽しさとやりがいを感じる中で、もっと一人ひとりに寄り添い、細かくカスタマイズした美容診療を行いたいという思いから、etoile clinicを立ち上げました。

ーーどんな想いで開業を決意されたのか、開業に至った経緯を教えてください。

 実は、当初は開業を考えていませんでした。都内の大学病院で皮膚科・美容医療に従事した後、2019年に子育てを機に愛知へ戻り、夫が開業した整形外科や名古屋市内の美容クリニックで勤務医として働きました。
 多くの美容クリニックでは、美容施術の内容や機械設定が一律であることが多く、「一人ひとり肌の悩みや肌質も違うのに、なぜアレンジできないのだろう?」と疑問に感じていました。もっと一人一人に合わせて治療をカスタマイズしていきたいと思うようになりました。
 そうした中で、ありがたいことに多くの患者様から「名古屋市内で開業してほしい」という声をいただきました。また、名古屋には美容皮膚専門のクリニックがほぼなく、自分自身も名古屋で通いたいと思えるクリニック、勤務したいと思えるクリニックがなかったことから、開業を決意しました。
 さらに、周りにはファッション業界・美容関連で活躍される方や、雑誌の読者モデル、インフルエンサーの友人が多く、よく美容相談を受けていました。そういったハイセンスな方々の美意識をさらに高めるお手伝いができればという思いもあり、etoile clinicを開業する運びとなりました。

ーークリニック名「etoile clinic」の由来は何でしょうか。

 「etoile」はフランス語で「星」を意味する言葉です。誰もが持つ内なる美しさを最大限に引き出し、その人の人生をさらに輝かせること、これは私が大切にしていることであり、当クリニックのコンセプトでもあります。こうした考え方から、「etoile」という名前をクリニック名に付けました。

etoile clinicの強み・こだわり

ーークリニックの特徴や他院との違いについて教えてください。

 etoile clinicの特徴は、名古屋では数少ない「美容皮膚専門クリニック」である点です。名古屋では、美容外科専門の先生が美容皮膚も兼任していたり、保険皮膚メインのクリニックが合間に美容を行うスタイルが多く、美容皮膚だけに時間を割いて丁寧に診ているクリニックは少ない印象でした。
 元々、私自身も保険皮膚科を行っていた時期もありますが、どうしても保険診療では多くの患者様が来院されるため、美容に割ける時間は限られます。開業にあたり美容皮膚専門にしたのは、一人ひとりに時間をかけて丁寧に診察や処置を行いたかったからです。
 また、名古屋では簡素な作りの美容クリニックが多い中、内装に強くこだわりを出したのもポイントです。元々インテリアや内装デザインが好きだったこともありますが、決して安くはない美容医療を受ける場所として、訪れる患者様が気分が高揚する“特別な空間”を提供したい、この場所にまた来たいと思っていただきたいという思いがありました。その空間に見合う接遇マナーもスタッフに教育しており、自然と背筋が伸びる空気感が生まれています。
 さらに、こだわりの一つとして「皮膚管理室」を設けています。施術前にピーリングなどを行ったり、レーザー後に鎮静処置を行うことで、施術の効果をより高めることができる部屋です。韓国では定番ですが、導入している美容クリニックは日本ではまだ少なく、いち早く先端の美容医療を届けたいという思いで取り入れました。

ーー美容施術において意識されている点・こだわっている点を施術事例1〜2つを交えて教えてください。

 悩み一つとっても、その方の背景やダウンタイム、痛みの許容範囲などはそれぞれ異なります。そのため、その一つ一つに寄り添い、提案するよう心がけています。
 例えば、シミが気になって来院された方でも、診察すると赤みや肝斑が併発していることも多く、その程度やライフスタイルによって施術内容は変わってきます。このように、同じ悩みでも適切な治療は一人ひとり異なります。
 また、「自分だったらこの治療にこの値段が払えるか?」「この結果に満足できるか?」と常に施術を受ける側の立場になり、最短で最大の効果が出るよう考えています。
 私自身、美容施術を受けるのも好きなので、国内外の学会や勉強会に積極的に参加し、常に知識をアップデートしています。自分で効果を実感したものを、患者様に届けるようにしています。

ーー施術のクオリティを上げるために意識されていることや工夫されていることがあれば教えてください。

 医療は次々と新しい治療や見解が出ますが、なかでも美容医療は特に変化が早いジャンルです。常に最新の治療にアンテナを張り、リスクを正しく理解するためにも、国内外の学会や勉強会に積極的に参加し、知識をアップデートするようにしています。そのうえで、得た知識をクリニック内で共有し、etoileではどのように生かせるのかを検討しています。
 また、新しい治療はまず自分で試し、効果を実感したものだけを患者様に届けるようにしています。

ーー現在注力している治療や、今後力を入れたい施術について教えてください。

 元々皮膚科医という背景もあり、当院では美容皮膚専門を掲げています。シミやたるみなどの限局的な治療だけでなく、お顔全体をトータルでコーディネートする治療を得意としており、患者様一人ひとりに合わせたカスタマイズ治療に力を入れています。
 また、全国で皮膚治療に力を入れている先生方と情報交換したり意見を共有できる「カスタマイズ治療研究会」に所属し、常に学び続けています。そこで得た最新の知見を患者様に還元できるよう努めています。

美容整形を検討している方へ

ーー患者様がクリニック選びでどんな視点を持つと良いと思われますか?

 SNSが盛んになり、携帯を開けば次々と美容の情報が溢れています。効きもしない施術を誇大広告でうたっていたり、それを平気でPRするインフルエンサーも多いです。
 そういったものをすぐに信用するのではなく、疑問を持って自ら調べる力を持ってほしいと思います。パッと見の良さや謳い文句に惹かれて悪徳クリニックで泣き寝入りしている方は数多くおり、そのほとんどが情報弱者です。
 「まさか自分が」と思わずに、何かあった時にフォローしてもらえる先生か、経歴やHPの内容などをしっかり比較して選んでほしいです。

ーー患者様とのやり取り・コミュニケーションにおいて意識されている点はありますか?

 美容医療に対する私の考えは、外見を美しくするだけでなく、患者様の内面的な自信や幸せを引き出すことにあります。患者様とのコミュニケーションにも注力し、一人ひとりに合わせた施術を提案することで、オーダーメイドの美容医療を提供することを目指しています。
 そのため、生活スタイル、仕上がりの目標、不安点、綺麗になったらどんなことがしたいか、またご家族は美容治療をすることをどう思っているかなど、雑談を交えて聞き出すようにしています。
 また、美容治療はリスクも生じるので、必ずデメリットやリスクについても注意して話すようにしています。

ーー施術を検討している方に向けて、安心して一歩を踏み出すためのメッセージをお願いします。

 美容医療の普及で、芸能人などの特別な方が受けるものから、親しみやすく気軽なものに変化してきています。美容医療は心までもが明るくなり、良い変化をもたらしてくれると思っているので、たくさんの方が気軽に受けられたら良いなと思います。
 また、自分のお顔を任せるのに不安や疑問があるのは当然ですし、医療知識がない方が何をしたらいいか分からないと思うのも当然です。
 etoile clinicでは、そのような方でも先生と一緒に治療プランを立てております。どんな些細なことでも相談でき、またそれを快く受け入れてくれる先生を選ぶべきだと思っております。

ーー美容医療を「正しく伝える」ことについて、先生ご自身が意識されていることはありますか?

 巷では美容医療の普及とともに、SNSでは都市伝説のようなエビデンスがない内容を発信したり、不要に不安を煽るようなものも散見されます。そして、それが医療従事者が発信している場合もあり、無責任さを感じています。医療従事者や医療資格がある人が発言する内容は、そうでない方が発言するそれとは責任の重さも伝わり方も違います。
 なので医学的にエビデンスがしっかりしていないものや、因果関係が証明されていないものを発信しないように心がけていますし、自分の発言内容に責任を持つようにしています。また、間違った発信内容を見た時には、なるべく注意喚起をするようにしています。

ドクタープロフィール

よしかわ りさ

吉川 里沙

よしかわ りさ

経歴

  • 帝京大学医学部医学科 卒業
  • 順天堂大学医学部附属病院 臨床研修医
  • 帝京大学医学部附属病院 皮膚科入局
  • 静岡医療センター 皮膚科
  • 祖師谷ハーモニー 皮膚科 院長
  • TIクリニック表参道
  • オラクル美容皮膚科 名古屋院院長
  • 羽島整形外科皮膚科
  • etoile clinic 独立開業

資格

  • 日本皮膚科学会 所属
  • 日本美容皮膚科学会 所属
  • ゼオスキンマスタートレーニングコース取得

医院情報

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