1. TOP
  2. インタビュー記事一覧
  3. 青井 則之

必要なのは、医師と患者様の“共通のゴール”

宮益坂クリニック

東京都/渋谷区

院長

青井 則之

あおいのりゆき

形成外科・美容外科で現在まで20年以上の研鑽を積み、診療を行う院長が所属する宮益坂クリニック。
同院では、カウンセラーを介さず医師が直接患者様と向き合い、顔全体のバランスを踏まえながら施術方針を提案することを大切にされています。
今回は院長の青井則之先生に、クリニックや美容医療への想いやこだわりを伺いました。

宮益坂クリニックのドクター・クリニック概要

ーー美容医療を始めたきっかけや、これまでのキャリアについて教えてください。

 開業する前は東京大学と帝京大学病院の形成外科に勤務していました。
 東京大学に赴任した2006年に、その当時の光嶋教授から美容医療の担当を指示されたことで、より専門性をもって診療するようになりました。
 帝京大学に赴任しても形成外科(形成・口腔顎顔面外科)と美容外科の診療を継続していましたが、帝京大学の場合は少ない医局員で教育・診療・研究・病院全体を包括する委員会活動などを行う必要があり、特に医学生、大学院生、研修医の指導を任されていました。

ーーどんな想いで開業を決意されたのか、開業に至った経緯を教えてください。

 帝京大学での活動で、教育は人の成長をサポートする仕事でやりがいがあり、委員会活動は組織の運営の仕組みを学ぶことができました。反面、本来の医師の仕事である診療をして手術をする時間が限られていました。次第により診療や手術にフォーカスして仕事がしたいという気持ちが大きくなり、開業に至りました。

ーークリニック名「宮益坂クリニック」の由来は何でしょうか。

 地名が由来になっています。土地には土地固有のパワーがあるので、そのパワーを受け継いでいきたいと思い、地名をクリニック名にしました。

宮益坂クリニックの強み・こだわり

ーークリニックの特徴や他院との違いについて教えてください。

 当院ではカウンセラーを置かず、施術するドクターが直接患者様のお悩みをお伺いして、診療方針をいくつかご提案するスタイルで診療を行っています。 時間も長くとっているのが特徴で、カウンセリングで手術を担当するドクターと患者様がなるべく共通のゴールをもって手術や施術に臨むことができるようにしています。

ーー美容施術において意識されている点・こだわっている点を施術事例1〜2つを交えて教えてください。

 目、鼻、口などパーツの施術を希望されている場合でも、今の輪郭や顔面全体のバランスを考えながらの手術プランをご提案するようにしています。
 たとえば、面長の方に鼻先を下げる手術を行うとより面長感が強調されますので、その場合鼻先(鼻尖)を下げるのではなく、小鼻(鼻翼)を上げる手術をご提案させて頂くことがあります。
また、目を大きくしたいということで目頭切開を希望されている場合でも、目と目の距離が近い方だとより求心顔になってしまいますので、目尻切開や上眼瞼の開瞼量を大きくしたり、下眼瞼を下げたりする手術で悩みが解消されるかどうかを相談します。

ーー施術のクオリティを上げるために意識されていることや工夫されていることがあれば教えてください。

 外科手術では皮膚や皮下組織を丁寧に扱うことを意識しています。外科的な用語で愛護的操作といいますが、これが私の行う手術のベースになっています。特に術後の傷のきれいさは満足度に大きくかかわってくる部分であるため、時間をかけて丁寧に縫合しています。
 ヒアルロン酸やボトックスなどの注射系の施術では患者様のご負担を軽減できるようこまめにクーリングしながら時間をかけて施術しています。クーリングすることで血管が収縮するため内出血のリスク軽減につながるともに注射の痛みも軽減する効果があります。
 美容外科の手術をしていると、外見に対するお悩みが改善されたことで、以前より前向きに日常を楽しめるようになったというお声をいただくことがあります。また、直接恩恵のあったご報告を頂くこともあります。このように患者様がハッピーになれた時、私も心から嬉しく感じています。当院で手術を受けて頂いた人の生活に花を添えるお手伝いができたらという気持ちをもって診療しています。

ーー現在注力している治療や、今後力を入れたい施術について教えてください。

 美容外科の診療歴も25年目になりました。統計的に美容外科の手術と言えば二重の手術件数が一番多かったのですが、最近はそんな傾向に変化があり、輪郭をきれいにしたいという需要が伸びてきています。当院でも顔面の脂肪吸引・脂肪注入・糸リフト・フェイスリフト・鼻のアンチエイジング治療(鼻翼縮小や鼻尖形成)などに力を入れています。また、その流れは前額や顎下にも及んできています。今後は前額だと内視鏡を使った前額リフト、顎下であればペリカン手術、さらに中顔面も内視鏡を使った治療に注力したいと思っております。
 今後の展望も目指す医師像もいままで診療して積み重ねてきたことの延長線上にあると考えています。
 これまで、
・情熱をもって、容姿でお困りの方が良い方向に行くお手伝いをすること
・美容外科医にとって技術は診療の核となるものなので、つねに技術の研鑽をすること
・学会や勉強会に出席したり、論文を書いたり、読んだりして日々知識のアップデートを続けて診療にあたること
を大切にしてきました。これからもこれらの事を忘れずに日々の診療を行っていきたいと考えています。

美容医療を検討している方へ

ーー患者様がクリニック選びでどんな視点を持つと良いと思われますか?

 一番手っ取り早く確認できるのは担当してもらいたいドクターの経歴を見ることです。ドクターの職歴で美容外科のベースとなる形成外科のトレーニングを受けているか、できれば形成外科や美容外科の専門医資格を持っているかを確認しておくと安心感があります。
 次に、最近はInstagramで調べる方が増えている印象ですが、写真のビフォーアフターはアフターのフラッシュを強めにしていたり、顔の角度や表情が違っていたり、アフターが手術直後(まだ腫れていないし内出血もない)とか1~2か月後(まだむくみがある時期での結果)だったりすることがあるので、なるべく条件をそろえて長期経過も出しているクリニックは信頼できると思います。特に下眼瞼のクマ治療はフラッシュを正面から強くあてるだけでくまが消えたような状態になりますので注意が必要です。
 最後に担当のドクターがどのような考えで診療をしているかHPやブログなどで発信している文章を読んでドクターのコンセプトが自分にあうのかどうか確認しておくとよいと思います。

ーー患者様とのやり取り・コミュニケーションにおいて意識されている点はありますか?

 患者様がどうなりたいのかを医師がきちんと理解した上で、こちらがご提案する施術を患者様も理解いただいて、目標をすり合わせることを意識しています。

ーー施術を検討している方に向けて、安心して一歩を踏み出すためのメッセージをお願いします。

 美容外科では何年も悩んで、ようやく重い腰を上げてクリニックにお越しになる方がいらっしゃいます。過去には当院にもそういった方はもちろん、カウンセリングを受けて3-4年後にようやく勇気が出てフェイスリフトを受けられた方や、手術の前の日に一睡もできずに当日を迎えられた方などがいらっしゃいました。それほど手術するということは、とても勇気のいることだと感じています。そんな方が手術を受けた後に、悩んでないでもっと早く受ければよかったとおっしゃいます。悩んでいるなら、まずはカウンセリングだけでも受けてみると良いのではないかと思います。
 そのため当院では手術を受けられる方の気持ちの整理がつくまで無理に手術を勧めることはありません。また、手術以外の選択肢もご用意していますので、ご自身にとって負担の少ない治療を選択されるとよいと思います。
 実際に話を聞くことで具体的にイメージすることができ、安心して一歩を踏み出すことができるかもしれませんよ。

ーー美容医療を「正しく伝える」ことについて、先生ご自身が意識されていることはありますか?

 InstagramなどのSNSに掲載されている写真や、モデル、芸能人の写真を持参されてこの目や鼻になりたいと希望される方が時々いらっしゃるのですが、それが自分の顔に合うのかどうかは別問題です。患者様の術後の変化のイメージを正しく伝えるためになるべくシミュレーションを行ったり、症例写真を見てもらっています。
 当院では顔全体での自然な仕上がりを重視していますので、手術を受けたことで顔のバランスがおかしくならないかどうか確認することを意識しています。

ドクタープロフィール

あおいのりゆき

青井 則之

あおいのりゆき

経歴

  • 岡山大学医学部卒
  • 岡山大学医学部附属病院
  • 社会保険広島市民病院 初期研修医
  • 国立四国がんセンター レジデント
  • 東京大学形成外科・美容外科
  • 東名厚木病院 形成外科
  • 都立大塚病院 形成外科
  • 湯河原厚生年金病院 形成外科
  • 国保旭中央病院 形成外科
  • 東京大学 形成外科・美容外科 助手
  • 東京大学 形成外科・美容外科 助教
  • 東京大学大学院博士課程医学系研究科 修了
  • 帝京大学形成・口腔顎顔面外科 講師
  • 宮益坂クリニック開院

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本美容外科学会専門医(JSAPS)
  • 臨床研修指導医
  • 日本顎顔面外科学会
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
  • 日本再生医療学会

医院情報

一覧に戻る